2010年産のフロアクラフト、2011年産のバウンスシャッセと2年連続のオークス出走馬を輩出した我が弱小ほっさん軍団。昨年の2012年産は3年連続オークス出走を目指しまた、魅力的な牝馬が多かったことから母馬優先権のあるキャロットクラブでは牝馬ばかり4頭購入しました。
これまでのキャロットクラブの値付けは牝馬に対し、牡馬はかなり設定金額が高く、私がたまに大冒険して買ったローザグランデ(募集総額4000万円)やジェットブラック(同3600万円)はななんと未勝利で引退(T_T)。どうも私は高額・良血馬は見る目がなく縁がないように感じていましたので、出資はあまりしていませんでした。
ところが、本年度の募集馬はディーブインパクト産やステイゴールド産など、高い馬は高いですが、逆にどう考えても今までの値付けに比べて安価な牡馬が混じっていました。それが今回私が購入したこのルミナスグルーヴの13とクリンゲルベルガーの13です。
クリンゲルベルガーの13についてはそちらの方で安価と思う理由など詳細を述べていますのでここでは省略いたしますが、ルミナスグルーヴの13をお買い得と思う理由は次の通りです。
父ハービンジャーは晩成血統と思われましたが、初年度産駒が2歳戦から活躍しています。特に私の愛馬クラージュシチーは未勝利戦で10馬身差をつけて圧勝。新馬戦でも新潟で33秒2の上がりを出すなど非凡でかつ切れる脚を持っています。これは相当大物感が窺えます。このままハービンジャーの産駒が走り続ければ種付料は高騰し、小口の私としてはやがて今のディープインパクトやステイゴールドなどのように手が届かなくなると思われます。ハービンジャーの産駒は安価な今が買い時と判断します。
また、母は未勝利馬ながら祖母に名牝エアグルーヴを持つ良血。馬体は良く思えなかったハープスターがあれだけ活躍しているように、やはり血のなせる業は大きいと考えます。その良血の母の産駒が牡馬で募集価格2000万円とくれば、どう考えてもお買い得です。母が未勝利馬だったこと、本馬は1月生まれなのに明らかに小柄なことなどからこの値付けと思いますが、総じて非常に魅力的な馬です。
母は未勝利でしたが、新馬戦で3着でした。その後屈腱炎を発症し、その1戦のみで現役を退きます。ですから、そのまま現役で走り続けていれば、2つ3つは勝っていたかも知れません。また、母は良血でしたので募集総額は3200万円と牝馬にしては高額な馬でした。
この高額・良血の母の産駒が牝馬で募集総額2000万円でも納得できるのに、今回は牡馬で2000万円の提供です。安すぎてノドなりがあるとか、トモが弱いとか、とんでもないマイナスポイントが隠されているのではないかと心配になります(^_^;)。そういったものがないのであれば、これはとんでもなくお買い得だと思います。
本馬は母の4歳の時の産駒と若いと言えば若すぎますが、高齢の母の産駒よりも走る可能性は高いと思います。ですので、金額の割に魅力一杯と判断し、このまま成長せずに未勝利で終わっても、母や母父同様に故障がちだったとしても割り切れる金額ですし購入することにしました。
私は母ルミナスグルーヴを所有していませんでしたから、本馬に対して母馬優先権はなく、最優先権を使わないと取れないと判断しましたので、最優先権を行使しました。正直、私の最優先権使用馬で大成しているのはグランデアモーレのみのような気もしますが(汗)、ある程度(いつものように2、3勝)の活躍を期待しております。
そんなこんなでルミナスグルーヴの13を購入!!ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。
では、ルミナスグルーヴの13の詳しい分析です。
父 ハービンジャー アーニングIDX 1.00 評価 B−
母 ルミナスグルーヴ 未勝利 評価 E
母父 アグネスタキオン 評価 A−
兄弟 初子 評価 B−
生産牧場 ノーザンファーム 評価 S
調教師 新規開業調教師 評価 E
馬体 評価 A−
募集総額 2000万円 牡馬
総合評価 1.91 評価 D
父はハービンジャー。今世代が2世代目であり、2歳11月30日までの僅かな情報量しかないが、アーニングIDXは1.32。2歳リーディングサイアーの堂々6位。晩成と思われたが、産駒の仕上がりは意外と早い。2014年12月8日現在のところ産駒に2勝馬は存在しない。今後大舞台でどこまでやれるか真価が問われるところ。
ハービンジャー (Harbinger) はイギリスで生産、調教された競走馬で現在は種牡馬。GTの勝利はキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスのみだが、このレースを大差勝ちしたことで、歴史的名馬の一頭に数えられている。
2007年のタタソールズ・オクトーバーイヤリング(1歳馬)セールで18万ギニーで購入される。デビューは3歳になった2009年4月16日。2戦目の未勝利戦で勝ち上がり、次走のゴードンステークスで重賞初制覇。しかし、続くグレートヴォルティジュールステークスは大差の最下位、セントサイモンステークスは勝ち馬から6馬身以上離された3着と不甲斐ないレースが続いた。
約半年の休養を経て、4歳になった2010年はジョンポーターステークスから始動。このレースを3馬身差、オーモンドステークスを1馬身1/2差、ハードウィックステークスを3馬身1/2差と、いずれも完勝で重賞3連勝。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(以下“キングジョージ”)の行方を占う有力レースであるハードウィックステークスを快勝したことで、次走の本番である“キングジョージ”では2番人気に推される。なお、主戦騎手のライアン・ムーアが、同じマイケル・スタウト厩舎所属で英ダービーを圧勝した、断然の1番人気のワークフォースに騎乗することから、オリビエ・ペリエを鞍上に迎えている。
並走するワークフォースと愛ダービー馬のケープブランコの背後をマークする形の4番手でレースを進め、直線に入ると残り2ハロンで前の3頭の先頭争いを外から並ぶ間もなくかわし、あとは突き放す一方で2着のケープブランコに11馬身差の圧勝で、重賞4連勝をGT初挑戦初制覇で飾った。この着差はジェネラスの7馬身差を上回る“キングジョージ”史上最大着差、勝ち時計の2分26秒788もコースレコードであった。このパフォーマンスに対し、タイムフォーム誌はスポークスマンが「この評価が妥当かは今後の走りを見てから」と付け加えながらも、前年のシーザスターズのアイリッシュチャンピオンステークスに与えられた、21世紀に入って最高の140ポイントを上回る、歴代4位タイの142ポイントの暫定レーティングを与えている。その後、8月1日の正式なレーティングで140ポイントを与えられた。一方、IFHA(国際競馬統括機関連盟)は2010年2月1日から2010年7月28日までのワールド・サラブレッド・ランキングにおいて、現在の方式での評価方法になった2004年度以降、前年のシーザスターズの136ポイントに次ぐ歴代2位の135ポイントのレーティングを与えている。
その後はインターナショナルステークスに向けて調整されていたが、8月7日の調教で左前脚の管骨を骨折。すぐさまニューマーケットの病院で患部をボルトで固定する手術が執られた。手術は成功したものの、馬主サイドの協議の結果、8月9日に引退が発表された。その後、日本の社台グループへ売却され、社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることになった。売却額は明らかにされていないが、数百万ドルとされている。引退時の評価では、2歳時に出走できなかったこと、2400メートル以上の距離でしか実績がないことが生産界にとってネックとなっており、それがこの規模の売却額に落ち着いた一因と見られる。11月4日に社台スタリオンステーションに到着。馬房はディープインパクトの隣であるという。初年度の種付け料は400万円となった。
無限の可能性を感じさせる競走成績に加え、日本で主流血統になっているヘイルトゥリーズンの血を含まない血統構成もあり、供給初年度から、馬産地での人気は爆発的なものとなっている。配合される繁殖牝馬の質も極めて高く、近い将来のサイアーランキングトップ10入りは、ほぼ約束されているといっても過言ではないだろう。クラシックレースを含む、芝中長距離戦線のビッグレースがターゲットとなってくるが、この分野で圧倒的強さを見せるディープインパクト産駒にどう対抗していくのか、非常に興味が深いところだ。
母のルミナスグルーヴ(2009年生まれ・父アグネスタキオン)は、1戦0勝。キャロットクラブの募集馬で募集総額3200万円と非常に高価であった。2歳9月の芝1800mの新馬戦でデビューし勝ち馬から0秒4差の3着。しかし、左前浅屈腱炎を発症しその一戦で引退。2歳10月で現役を退いた。
デビューが早かったことを考えると産駒も早期から始動できる可能性が高く大きなプラス材料。また3着と能力を感じさせる走りで故障さえなければ2、3勝はしていたかも知れない。
祖母はGT2勝を含む重賞7勝の名牝エアグルーヴ。母ソニックグルーヴはPOGでやたら話題となったアドマイヤキンカク(現2勝馬)を輩出。仔出しが悪い訳ではないが、故障に見舞われる産駒が多く、活躍馬は出ていない。
絶えず脚元の不安は付きまとうが、この血統の産駒が牡馬にして募集総額2000万円は安い。安いなりに訳があるかも知れないが、それがわからない以上は買い。大きな可能性を秘めている血統。
母父のアグネスタキオンは現役時代は皐月賞制覇を含む4戦全勝。種牡馬としても2008年リーディングサイアーに輝いた超エリートホース。主な母父産駒にエミーズパラダイス(ロジータ記念・ダート2100m)、ショウナンマハ(4勝・芝中距離)などがいる。BMSとしても徐々に成績を挙げてきている。
兄第は初仔なのでいません。初仔は小柄に出るなど心配もあるが、基本的に母の若い時の産駒でポテンシャルが高く、良い仔がでる確率が高いと私は考えます。実際、GT5勝の愛馬エスポワールシチーも母の6歳の時の初仔でした。
母が仔出しが良いとは限りませんしわかりませんが、私は産駒実績のある高齢の母の仔よりも実績はなくても若い母の仔が欲しいですし、今回も当然大きな期待をしております。
生産牧場のノーザンファームは、1994年1月、社台ファーム分割により「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となり誕生した。
トップレベルの牧場として「世界に通用する強い馬づくり」を実践。社台グループの中核として、数多くの名馬を生産・育成しています。JRA生産者収得賞金は、2004年〜2008年、2011年〜2013年が1位。2009年〜2010年は2位(1位は社台ファーム)とまさに日本の頂点を極める牧場と言っても過言ではない。2014年現在は1位。
屋内外2つの坂路コース、1周800mの周回コースなど充実した設備を誇るノーザンファーム早来。育成・調教の専門牧場として直線1200mの坂路コースを備えるノーザンファーム空港牧場。さらにはノーザンファームイヤリング等、施設は広大かつ最新、日々弛まぬ進化を続けている。
活躍馬をあげると切りがないが、ディープインパクト(牡馬3冠他)、キングカメハメハ(日本ダービー他)、ヴァーミリアン(ジャパンカップダート他)、カネヒキリ(ジャパンカップダート他)、シーザリオ(オークス他)、ジャングルポケット(日本ダービー他)、トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯他)、ブエナビスタ(ジャパンカップ他)、ラインクラフト(桜花賞他)など。
日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップです。その実力は疑う余地はありません。私もこれが魅力でキャロットクラブに入ったようなものですから。
預託厩舎は新規開業厩舎予定です。おそらく池添学厩舎ではないかと言われていますが、正式な発表はありません。発表次第更新したいと思います。脚元の難しい馬だけに、経験のない新規開業厩舎は不安なのですが、この金額ですから贅沢は言えません。
馬体は、1月生まれなのに407キロと小柄なところは大きくマイナス。しかし、全体的な馬体は良く、重厚な胸前、ガッシリとしたクビに毛づやも良好。繋ぎの角度も良いですね。総じて良血馬に感じる高貴な雰囲気があります。それでいてこの値段ですから、損はしないと思いますが。
総合評価1.91「D」と正直低いです。これは重要なファクターである母が未勝利馬であることと、厩舎が未定に加え、経験も実績もない新規開業厩舎ということで最低評価。また父であるハービンジャーも初年度産駒が今年から走っているだけで仮代入の1.00。実際は2014年11月終了現在で1.32なので、もう少し評価を上げてもいいところ。「D」評価の中でも限りなく「C」に近い点数の「D」です。父の活躍から「C」評価くらいの気持ちでおりましょう(笑)。
期待してるゾ、ルミナスグルーヴの12!!
2014月9月30日
性格はとても大人しく、人にも従順
1月30日現在で、正直目立ったコメントはありません。フロアクラフトやアモーレエテルノ、クラージュシチーのように大物感や能力云々というコメントがないことを考えると平凡なのでしょうね。もっとも晩成のハービンジャー産駒でまだ2歳の1月ですから、これからですけどね。それでもやはり走る馬というのはこの頃から動きが目立ってきますからねぇ。
気になる馬体重は1月15日現在で427キロ。まだまだ牡馬としては小さいですね。少なくともあと30キロは欲しいゾ。
私はどこからの情報なのか忘れましたが、本馬の預託予定は池添学厩舎だと勘違いしていました。いや、単に自分の願望をどこかで聞いたことと思い込んでいたのかも知れません。
今年3月1日に新規開業する厩舎は7つ。美浦では池上昌和、竹内正洋、中舘英二の3調教師、栗東では池添学、奥村豊、西村真幸、松下武士の4調教師です。前評判では父に池添兼雄調教師、兄に池添謙一騎手を持つ”良血”の池添学先生が最も高く、私でも存在は存じているほどてした。
しかし、いろんなところを参照しているとどうやらルミナスグルーヴの13は西村真幸厩舎のようですね。
西村真幸調教師は昭和51年1月11日生まれの38歳。友道康夫厩舎や岩元市三厩舎と言った一流厩舎の調教助手だった方です。それ以外の情報はありません。新規開業ですし、前評判からもおそらく馬房がいきなり一杯ということはないでしょうから、ルミナスグルーヴの13をしっかりと手元に置いてトレセンの恵まれた調教環境で強くして欲しいですね。この厩舎の初めての新馬戦の勝ち馬になりたいですね。
2015年2月19日に発表されましたルミナスグルーヴの13の競走馬名はグルーヴィタイム(Groovy Time(英語) 素敵な時間。母名より連想。)になりました。
私などはすぐになんとかグルーヴとつけてしまいそうですが、これまた”グルーヴ一族”だとわかりやすく良い名前ですね。なかなか名前の覚えられない私でもすぐに覚えることができました。そしてなんとなく強そうな感じの名前です。名前負けしないで活躍して欲しいですね。
3月2日のクラブ公式HPにて、今までグルーヴィタイムの預託厩舎は”新規開業厩舎”となっていたものが、正式に”西村真幸厩舎”と表示されました。
この日、同時に大久保龍志厩舎預託だった愛馬サンフレイムの転厩先が西村真幸厩舎だと発表がありました。一気にこの新鋭の厩舎に愛馬が2頭揃うことになりました。
サンフレイムはデビューから2戦、良い走りが出来ずに”馬房の都合”で後回しにされて、3歳2月でまだたったの2戦。このまま3、4戦で引退では所持会員も納得できないだろうということで、出走機会を求めて新規開業厩舎に転厩しました。
しかし、蓋を開けてみると、西村真幸厩舎は馬房数が14にもかかわらず、3歳以上の管理登録馬だけで27頭!!ここに2歳馬がこれから入ってくるわけですし、とてもじっくりと手元に置いて育てるという感じではなさそうです。元々ノーザンファームで働いていた方だけあって、外厩利用のスパンスパン馬房を回転させるパターンになるのでしょうね。一部の技術ない調教師さんの場合は、外厩のノーザンファームの方が上手く調整してくれる場合がありますが、それはそれで寂しい話です。西村真幸調教師にはご自身の技術で馬を鍛えて欲しいですね。
愛馬2頭、後手後手にならず、上手くいいレースに出走させて欲しいですね。
西村真幸厩舎はすでに3月1日に4頭も出走させていますが、その鞍上は新人の三津谷隼人、森一馬、北村友一、岡田祥嗣の4名騎乗。1名を除いて、ほとんど忘れかけていた騎手の名前ばかりです(>_<)。
転厩初日に4頭も出す辺り、ヤ・ハギー的な”出せれば出す”やり方でしょうか。こりゃ、小柄なグルーヴィタイムにはきついぞぉ。
また、手元に来てすぐの馬を把握できていない状態で4頭も出したというところも今の所疑問ですね。
本来はディープインパクトのように終始手元でおいて面倒を見て欲しいものですが・・・。新人さんだけにそうなるのかな?と思いきや、この混雑ぶりにこの使い方、この騎手選択。ちょいと怪しい雰囲気が漂っています。いや、この管理預託数なら、本年度少なくとも10勝はいくでしょう。いや20勝か。勝率??かなり悪そうですが・・・(苦)。
かなり早い段階から”移動”という言葉の出てきたグルーヴィタイム。状態はなんら悪くないものの、満口馬ですし後回しの刑にされてなかなか北海道を脱出できませんでした。
しかし、8月21日に臨時更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告によりますと、グルーヴィタイムは無事北海道を脱出し、8月20日にノーザンファーム天栄へ移動したということです。
今後は状態を見てノーザンファームしがらきへ移動されるということです。秋競馬辺りでデビューできそうですね。
8月20日にノーザンファーム天栄へ移動したという情報以降3日経っても次の移動の情報が入ってきませんでしたので、輸送熱でも発症したのかと心配されたグルーヴィタイムですが、24日にクラブ公式HPの近況が臨時更新され、8月22日にノーザンファームしがらきへ移動したと発表されました。
・・・ということは2日で北海道から一気に栗東トレセンまで来た同世代の愛馬レンベルガー同様に、輸送は苦にしないようで有り難いですね。あとは今週使う予定の同じ西村真幸厩舎のサンフレイムと入れ替えでトレセン入りをするのでしょうね。
9月2日に臨時更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告によりますと、8月22日からノーザンファームしがらきに滞在していたグルーヴィタイムが9月2日に栗東トレセンに入厩したということです。
ここでキャロットクラブに入会して長い方は1つの疑問を感じるわけですが、今回グルーヴィタイムは入厩するのは初めてです。となると、近況では
2日に栗東トレセン・西村真幸厩舎へ入厩しました。
とするべきですが。
2日に栗東トレセンに帰厩しました。
となっていました。職員さんからしても浅い扱いの馬のようです(T_T)。
元々は7月上旬くらいに入厩が予定されていたグルーヴィタイム。本年度カタログからその名が消え、早くもキャロットクラブからフェードアウトしかかっている西村真幸厩舎。師とクラブの折り合いが付かないのか、ガンガンレースに出したい師とクラブ全体の馬房制限で弱い馬には入厩を待って欲しいクラブの思惑が合わないんですかねぇ。もしそう言ったことでチグハグ状態だといろんなところに影響してくるんですよねぇ。確かにサンフレイムもですが入厩や放牧の入れ替え情報も実際よりも2日くらい遅いときが散見されますしねぇ。
とにかく、良いときに良いレースに出て結果を残して欲しいものです。
グルーヴィタイムはこれからJRA競走馬登録、ゲート試験、そして順調ならデビューと向かっていきます。順調に行って欲しいですね。
以下は9月10日に更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告です。
9日はゲート練習中心の調教を行いました。10日はゲート試験を受け、無事合格しました。「先週の入厩後はゲート練習を中心に進めてきましたが、ここまで特に課題となるようなところもなく比較的スムーズにこなしてくれていたので、今朝練習がてら試験を受けたところ無事に合格することができました。入厩してきてからこちらの手を煩わせるようなこともありませんし、素直でマジメな性格の馬ですよ。カイバはちゃんと食べてくれていますし、体調面の不安もありません。今のところはこのまま競馬へと向かう予定です」(西村師)
ということで、グルーヴィタイムは9月10日に一発でゲート試験に合格しました!!今後デビューまで行くようですね。月曜日には競走馬登録されるでしょうし、そこからは詳細な追い切り情報が入ってきます。良い動きをしてくれれば嬉しいんですけどね。
9月14日に発表されました9月10日登録分のJRA競走馬登録完了馬151頭の中にグルーヴィタイムの名前があり、競走馬登録が完了しました。
これにより、追い切りの情報が入ってきますので、これまでのゲート試験の時計などもわかるようになります。また、入退厩情報なども迅速にわかるようになります。
さて、調教でどんなスピードを見せてくれるのか楽しみですね。
9月4日 栗東プール
9月5日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.7
3F 44.4
2F 29.0
1F 14.4
エイム(2歳新馬)馬なりを0.1秒先行同入
9月6日 栗東プール 2周
9月8日 栗東プール 2周
9月9日 栗東プール 2周
9月10日 栗東E 重馬場 ゲートなり
助手
12.5
15.8
9月10日 栗東プール
9月11日 栗東プール 2周
9月12日 栗東プール 1周
9月13日 栗東CW 良馬場 馬なり余力
助手
4F 52.3
3F 39.3
1F 13.7[8]
スペードクイーン(2歳新馬)馬なりの内1.0秒遅れ
9月15日 栗東プール 2周
9月16日 栗東CW 良馬場 追って一杯
助手
4F 54.5
3F 40.3
1F 13.5[7]
スペードクイーン(2歳新馬)一杯の内1.7秒遅れ
9月17日 栗東プール 2周
9月18日 栗東プール 2周
9月20日 栗東CW 良馬場 馬なり余力
助手
4F 54.4
3F 39.9
1F 13.0[7]
エイム(2歳新馬)馬なりの内同入
9月21日 栗東プール 2周
9月23日 栗東プール 3周
9月24日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.6
3F 39.2
2F 25.7
1F 13.2
スペードクイーン(2歳新馬)一杯に1.1秒遅れ
9月27日 栗東CW 稍重馬場 馬なり余力
助手
4F 54.9
3F 39.3
1F 13.2[7]
トキノゲンジ(古馬オープン)馬なりの内を2.0秒先行同入
9月30日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.3
3F 39.1
2F 25.8
1F 13.2
エイム(2歳新馬)一杯を0.4秒先行0.4秒遅れ
9月5日、15−15で追い切られました。実質1本目の追い切り時計です。ここからどんな動きを見せてくれるのか楽しみです。
9月10日、ゲート試験に合格したときの時計です。12秒5はなかなかだと思いますが、もう1ハロンの15秒8は遅いですねぇ。
9月13日、同じ2歳新馬に併せられ、1秒も千切られました。これは寂しい動きですねぇ。相当本数を追い切らないと息が持ちそうにありません。
9月16日、また日曜日と同じ相手と併せられましたが、今度は更に千切られて1秒7差になりました(T_T)。これは酷い動きです。こんなに追い切りで動かないのはキャロットクラブの愛馬では未勝利で終わったアルマニャック以来ですよねぇ。これはかなり胡散臭いです。未勝利戦でも全く歯が立たないとか・・・汗。
競馬ブックでは”急に失速”と今までに見たことがないようなコメント。
以下は同日(9月16日)更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告です。
「ゲート試験に合格した後も大きく疲れが出るようなこともありません。馬体重は、現時点で入厩時から10キロほど絞れて416キロとそれほど大きな馬ではありませんが、カイバも残さずによく食べてくれていますよ。予定どおり、このままデビューに向けて進めていきたいと思います。先週末にはCWコースで初めて時計を出したのですが、併せた馬に遅れを取ってしまい、まだ息遣いもできていない印象。今朝もCWコースで3頭併せを行いましたが、最後はやや一杯の脚色で、もう少し本数は必要そうです。先週末、今朝と長めからやっていますので、少しずつ動けるようにはなってくるでしょうし、息ができてきたところで使っていければと考えています」(西村師)
これでデビュー戦に大敗なら”成長を促す”という長期放牧にでも出されそうな気がします。
9月20日、ついに併せ相手が変わりました。スペードクイーンは高級外車でエンジンが違い過ぎたようです。今度の併せ相手なら互角のようです。・・・と言ってもこちら側が内を通っておりますが・・・汗。終いの伸びも少し見られるようになってきましたし、ここから徐々に時計を詰めてということですね。
9月24日、坂路でしっかりと追い切られました。4F54.6なら及第点ですね。終いも13秒台とはいえ12秒台に近い13秒ですし、取りあえず良かったぁ〜というところです。これなら駄馬ではなく”普通の馬”のようです。もちろん、大物感というのは併せられたスペードクイーンのような動きをする馬で、こちらには現状ありませんが、募集価格的にも大物狙いで購入したわけではありません。コツコツと2つ3つ勝ってくれれば良い馬ですから、今回の動きならそのくらいはやってくれる馬かもという感じですね。ここから更に時計を詰めてくるようですと熱いんですけどね。
取りあえず水準級の動きが見られてホッとしました。
デイリー馬三郎では”反応平凡C”と相変わらず厳しい判定でした。
以下は同日(9月24日)更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。強めに追って最後は離されてしまいましたが、これは相手が走るタイプなので、遅れたこと自体は特に気にしなくていいですよ。先週と比べても動きは良かったと思いますし、こうしてしっかりと調教を積んでも堪えるようなことはありません。以前は普段からどちらかと言うとのんびりとしていたのですが、最近はだいぶ元気も出てようやく男らしくなってきましたし、状態もだんだん上がってきていますから、この調子ならば来週の競馬を考えてもいいでしょう。週末、そして当週の追い切りと、どこかのタイミングでゲートの確認も行って態勢を整えていきたいと思います」(西村師)10月4日の阪神競馬(2歳新馬・芝1400m)に柴山騎手で出走を予定しています。
ということで、私と同様遅れは相手が調教駆けする馬なので心配しないでいいという見解です。ただ、離され癖がつきそうで、もうちょっと同じくらいの動きをする馬と併せて欲しいですけどね。
デビュー戦の予定が発表になりました。10月4日 阪神5R 2歳新馬 芝1400mを予定ということで、なぜか関東の柴山雄一騎手に依頼されているようです。もちろん、昨今活躍の著しい騎手で、人気馬に乗せたらかなりの確率で人気通りに持ってくる信頼の高い騎手です。阪神競馬場ではどうかということはありますが、良い騎手に依頼してくださいました。あまり騎手の固定ということにはこだわらない先生なんですよね。初戦が柴山雄一騎手なら、関西馬ですし次はかなりの確率で乗り替わりになりますもんね。
9月27日、ななんと超格上の古馬オープン馬と併せられました。もちろん2秒もハンデをいただいておりますが・・・。あまり意図がわかりませんが、先週の日曜日と同様の追い切りで順調ですね。あとは水曜日の最終追い切りに注目ですね。
9月30日、更に時計を詰め坂路4ハロン54秒3で駆け抜けました。何故か最終追い切りの割りに馬なりと軽めですが、やはり馬格がないので、これ以上やると体が減ってしまうのでしょうね。
同じ2歳新馬に離されていますが、あちらは目一杯に追っていますし、全体の時計、終いの時計と悪くなく、心配ないでしょう。
私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。馬格がない馬の割りにハードに攻められていて好感が持てます。本番でも力が出せると思います。楽しみですね。
デイリー馬三郎では”乗込十分B”と高い評価をいただいております。
以下は同日(9月30日)更新されましたクラブ公式HPグルーヴィタイムの近況報告です。
「先週に引き続き、坂路で併せ馬を行いました。最後は少し遅れてしまいましたが、相手は目一杯に追っていたのに対し、こちらは最後に軽く仕掛けた程度でほとんど馬なりですからね。走りっぷりなどを見てもひと追いごとに素軽くなってきていますよ。ここまで乗り込んできても疲れて堪えるようなところはなく、とにかく元気があり余っている様子。小柄な馬ですが、ここにきて体力もだいぶついてきたように思えますし、初戦からどんな競馬をしてくれるか楽しみですね。馬体重は410キロを少し切るくらいでの出走になると思います」(西村師)10月4日の阪神競馬(2歳新馬・芝1400m)に柴山騎手で出走を予定しています。
ということで、西村真幸調教師としても良い手応えのようです。それにしても小さそうですね。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初 | ウォーターミリオン | 武幸四郎 | |||||||||
初 | エスカラード | 幸英明 | |||||||||
初 | グルーヴィタイム | 柴山雄一 | A− | ||||||||
初 | クレッシェレ | ||||||||||
初 | ゴールデンスランバ | 中井裕二 | |||||||||
初 | サウンドオブビット | 川須栄彦 | |||||||||
初 | シゲルクルマダイ | 国分恭介 | |||||||||
初 | シゲルノコギリザメ | 義英真 | |||||||||
初 | ストロングヴァンダ | 小牧太 | |||||||||
初 | セミラミス | ||||||||||
初 | タイセイアモーレ | 内田博幸 | |||||||||
初 | ダイナミックアロー | 福永祐一 | |||||||||
初 | タガノバトラ | 松田大作 | |||||||||
初 | ダンツエンペラー | ||||||||||
初 | トウカイメジャー | 北村友一 | |||||||||
初 | ファンタサイズ | 松若風馬 | |||||||||
初 | プログレスシチー | 加藤祥太 | |||||||||
初 | マカレア | 菱田裕二 | |||||||||
初 | ワオ | 池添謙一 |
表中 「初」は初出走の馬
フルゲート18頭のところに現在19頭出馬想定されています。普通で考えればグルーヴィタイムは除外権もなく抽選対象ですが、信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジ。有り難いことです。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初 | ウォーターミリオン | 武幸四郎 | |||||||||
初 | エスカラード | 幸英明 | |||||||||
初 | グルーヴィタイム | 柴山雄一 | A− | ||||||||
初 | ゴールデンスランバ | 中井裕二 | |||||||||
初 | サウンドオブビット | 川須栄彦 | |||||||||
初 | シゲルクルマダイ | 国分恭介 | |||||||||
初 | ストロングヴァンダ | 小牧太 | |||||||||
初 | タイセイアモーレ | 内田博幸 | |||||||||
初 | ダイナミックアロー | 福永祐一 | |||||||||
初 | タガノバトラ | 松田大作 | |||||||||
初 | トウカイメジャー | 北村友一 | |||||||||
初 | ファンタサイズ | 松若風馬 | |||||||||
初 | プログレスシチー | 加藤祥太 | |||||||||
初 | マカレア | 菱田裕二 | |||||||||
初 | ワオ | 池添謙一 |
クラブ公式HPの判定通り無事確定。しかも15頭とフルゲート割れです。頭数は少しでも少ない方が有り難いですよね。
フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時はフルゲート16頭。スタート地点は向正面左、2コーナー出口付近のポケット。改装前の芝1400mが、この内回りにあたる。4コーナーまでの距離は芝1200mをそのまま延長した443m。最初のコーナーまで十分に距離はあるが、スタート直後は各馬押して出て行くため、先行争いは激しくなる。それでも行く覚悟と、それを可能にする先行力が必要。ゴール前の急坂でラスト1ハロンの時計がグッとかかるコース形態だが、先行しての雪崩れ込みが利きやすく、直線一気はなかなか難しい。メンバー中最速の上がりをマークして突き抜けるコースではない。
枠順は内側の馬場が荒れていない限り、断然内枠が有利。内回りはコーナーがキツイので、多頭数で外枠を引くと、かなり外に回らされることになり、距離ロスが大きい。芝1200mと同様にサンデーサイレンスの系統はもちろん、ロベルト系の種牡馬の仔もこのコースに向いている。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 先行、差し ポイント 枠順、先行力 種牡馬ベスト ディープインパクト、ネオユニヴァース、ダイワメジャー 連対騎手ベスト 福永祐一、ミルコ・デムーロ、浜中俊、岩田康誠、川田将雅 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分23秒5 1分24秒4 1分23秒6 2歳未勝利 1分23秒0 1分23秒7 2歳500万 1分22秒4 1分22秒7 2歳オープン 1分22秒3 1分21秒1 3歳新馬 1分23秒3 1分25秒4 3歳未勝利 1分22秒6 1分23秒5 1分24秒2 3歳500万 1分22秒2 1分22秒4 1分23秒3 古馬500万 1分21秒9 1分22秒8 古馬1000万 1分21秒7 1分23秒1 1分22秒7 1分22秒5 古馬1600万 1分21秒2 1分22秒0 古馬オープン 1分21秒6 1分22秒8 1分24秒5 1分22秒5
グルーヴィタイムの鞍上は柴山雄一騎手です。グルーヴィタイムは関西馬ですし、関東でデビューするならともかく関西でデビューするのに美浦所属の柴山雄一騎手というのは意外です。
柴山雄一騎手と言えばここ数年グングンと勝ち星を伸ばし、競馬関係者の評判も急上昇の騎手です。特に人気馬を人気通りに持ってくる確率は非常に高く信頼の高い騎手と言えます。私たちの飲み会でも今年そのことが話題になっていました。
ただ、関西での騎乗経験は少なく、そこは正直心配です。関東やローカルで柴山雄一騎手に乗っていただくのとは多少期待感が違います。それでもGTの裏開催ですし、上位の騎手は中山に行っている日ですから、関東のジョッキーとはいえ、技術の間違いない乗れているジョッキーに乗っていたけるのは嬉しいですね。
柴山雄一騎手と我がほっさん軍団と言えば昨年スピカシチーに騎乗していただきました。9番人気でしたが、7着と出走奨励金を確保してくださりました。それ以前は2007年にマイセンシチーまで遡ります。8番人気5着と3番人気3着でここでも満足の行く騎乗でした。
柴山雄一騎手は騎乗馬の質が良くなかったので勝率や連対率など低いですが、それでも少しでも上の着を目指してくれますし、ここ2年は勝ち数も勝率も連対率も飛躍的に上昇しています。今がまさに充実期で楽しみですね。
パドックではいつも鬱陶しそうな顔をして騎乗されています。別にニヤけて乗る必要もないですが、一際目立つ存在です(笑)。
2015年9月28日現在、中央通算423勝、勝率5.8パーセント、連対率12.5パーセント、重賞9勝、GTは未勝利。地方から中央に移籍してきた騎手としては寂しい数字。しかし、元々地方でもトップジョッキーという存在ではなかった。
昨年(2014年)は中央49勝、勝率8.1パーセント、連対率14.5パーセントと生涯成績を大きく上回った。今年(2015)は52勝、勝率8.2パーセント、連対率16.8パーセントと好調だった昨年を更に上回る好調ぶり。
柴山 雄一(しばやま ゆういち)は1978年2月19日生まれの37歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属する中央では11年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。
後輩の柴原央明とは同郷(私の職場である大阪府寝屋川市)。「競馬なんて全然知らなかったですし、テレビの中継も見たことがなかったです」と本人が語るように、競馬とは全く接点のない家庭に育つ。
中学校3年生のときに、競馬学校に関するドキュメンタリー番組を見た母親から騎手を勧められ、JRAの競馬学校の願書も母親が勝手に取り寄せたという。この母親の勧めが契機となり騎手を志すようになった。
しかし、12期生入学試験のときから競馬学校を受験するも、3年連続で不合格となった。最初の受験時には福永祐一や細江純子らと一緒になり、次の年には武幸四郎や勝浦正樹らと、最後の年には酒井学や池添謙一らと一緒に受験した。
その後、当時アルバイトをしていた滋賀県の牧場から笠松競馬場を紹介され、高校3年生の1学期で学校を中退し、受験先を地方競馬教養センターに切り替えて騎手を目指していくこととなった。
1998年にデビュー。兄弟子に当たるのは安藤光彰。デビューの年には体重オーバーによりレース直前の騎乗変更を6回させられている。この時、本人曰く「本当に騎手をクビになりかかっていた」が、師匠の飯干秀人調教師による主催者への懸命の説得でそれを免れた。
これ以後、騎手としての自覚が高まり、2004年には笠松競馬リーディング第4位となるなど若手のホープとして活躍するようになった。2004年に同じ笠松競馬出身の安藤勝己の勧めもあり、JRAの騎手免許試験を受験する。
地方競馬騎手に対しては、中央競馬にて5年間で年間20勝以上を2回クリアすると一次試験の筆記試験が免除され二次試験から受験可能である特例が設けられていたが、柴山はこれに該当せず(柴山のそれまでの中央競馬での成績はわずか2勝であったため)、一次試験からの受験となった。それでも猛勉強の末に見事試験に一発合格。笠松競馬からは安藤勝己に続く2人目の、地方競馬出身者としては前年の小牧太、赤木高太郎に続く4人目の移籍騎手となった。地方通算成績3240戦393勝(JRA72戦2勝)。
2005年3月、美浦所属のJRA騎手として騎乗を開始。当初、大阪府出身ということもあり、栗東所属を考えていたが、畠山吉宏調教師に誘われたことで美浦所属となった。名前の売り込みを兼ねてローカル競馬を中心に活躍。勝ち星を面白いように重ね、最終的に80勝を挙げる活躍を見せた。暮れの中日新聞杯では念願の重賞初制覇も果たし、この年の「中央競馬騎手年間ホープ賞」を受賞した。
2006年は正月の中山金杯をヴィータローザで制し、また5月14日にはJRA通算100勝を達成した。
2007年は第4回福島牝馬ステークスをスプリングドリューで制し、中央移籍後3年連続の重賞勝利を記録したあとにはロックドゥカンブでラジオNIKKEI賞、セントライト記念を勝つなど目覚しい活躍を見せた。
しかし、同年天皇賞・秋にエイシンデピュティに騎乗した際、内にいたコスモバルクが斜行したのを見て馬が過剰に反応し、外に急激に斜行。外にいたアグネスアーク、シャドウゲイト、アドマイヤムーン、ダイワメジャーに大きな不利を与えてしまった。レース後の審議の結果、騎乗馬は8着→14着に降着、自身も11月3日から11月11日まで、開催日4日間の騎乗停止処分となった。
2008年は第26回中山牝馬ステークスでヤマニンメルベイユに騎乗し、2008年初となる重賞勝ちを収めた。
2009年1月1日付で、所属していた畠山吉宏厩舎を離れフリーになった。以降も畠山吉宏厩舎の管理馬には騎乗している。それ以外ではヤマニンメルベイユを始めとする、栗田博憲厩舎の管理馬に騎乗することが多い。
2013年5月25日、東京7Rで1着となり、JRA通算300勝を達成。
ほっさん愛馬での成績 (3戦0勝)
2007年 3月11日 マイセンシチー 3歳未勝利 中山ダ1800m 5着/8番人気
2007年 4月21日 マイセンシチー 3歳未勝利 福島芝2600m 3着/3番人気
2014年 3月29日 スピカシチー 500万下 中京ダ1800m 7着/9番人気
2013年12月7日 中京2R 500万下でマルマロスに騎乗する柴山雄一騎手(12番人気/5着)。
競馬ブック
見解
「マカレアは先週に坂路で1ハロン11秒台。脚力を十分に示しているが、走りが軽く、芝の実戦に行って更に良さそう。仕上がりもいい。タイセイアモーレも坂路で好時計。ファンタサイズ、ダイナミックアローも素質を秘める。」
短評は「上位拮抗」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU プログレスシチー マカレア ○ △ ◎ グルーヴィタイム タガノバトラ △ △ △ ファンタサイズ ▲ ▲ トウカイメジャー △△ △ エスカラード △ △ △ ダイナミックアロー △△ ◎ △△ ゴールデンスランバ △ タイセイアモーレ ◎ ○ ○
あとは無印
予想オッズ
馬名 予想オッズ タイセイアモーレ 3.0 マカレア 3.8 ダイナミックアロー 5.3 ファンタサイズ 9.3 エスカラード 9.4 トウカイメジャー 15.1 タガノバトラ 15.7 ストロングヴァンダ 21.6 プログレスシチー 30.1 ワオ 30.9 サウンドオブビット 32.7 グルーヴィタイム 32.7 シゲルクルマダイ 33.7 ウォーターミリオン 33.7 ゴールデンスランバ 49.8
デイリー馬三郎
本紙の見解
「スピードにパワーが求められる設定が多かったこともあるが、今年の2歳戦でブレーク中のダイワメジャー産駒。小柄な◎マカレアも非力さは感じさせない。坂路の動きは水準以上。態勢は万全で初陣Vへ。素軽さのある○が相手。〈吉田〉」
◎ マカレア
○ タイセイアモーレ
▲ ダイナミックアロー
× エスカラード
☆ ファンタサイズ
△ プログレスシチー
△ グルーヴィタイム
△ トウカイメジャー
グルーヴィタイムは全13記者中 △(6番手以下評価) 5記者、無印 8記者
グルーヴィタイム
「徐々に気合が乗ってきて攻め時計も詰めてきた。血統的にも楽しみはある。」(川又助手・デイリー馬三郎)
「気が散漫で子供っぽいが、いい背中をしている。先々は走ってきそうだよ。」(梅内助手・競馬ブック)
グルーヴィタイムは追い切りは常に相手に離されているので良くは見えないかも知れませんが、時計的には2歳デビュー前としては水準級で決して悪くはないと思います。
あとは相手関係ですが、ボチボチと強そうな馬がいます。
新馬は走って見ないとわかりません。頭数も多いですし掲示板なら万歳ですね。
なお、確定後、相手関係によりグルーヴィタイムの9月30日のデイリー馬三郎の追い切り評価”乗込十分B”が2ランクも下の最低評価”気配一息D”に変化したことに触れてはいけません。今に見ておれ馬三郎
愛馬のデビュー戦で現地応援に行きたいところですが、今回は仕事で行けません。時期的に有給休暇を取れたのですが、次の3連休で旅行に行く段取りで有給休暇を複数取得しているために今回は自粛しました。
次は京都でしょうし是非行きたいと思います。それがオープン競走なら最高なんですけどね(笑)。
気になるグルーヴィタイムの馬体重は424キロでした。9月30日のクラブ公式HPの近況報告では「レースでは410キロを切るくらいでの出走になると思う」(西村真幸調教師)ということでやはり小さいなぁ〜と思っておりましたが、そんな中でも424キロならまだかなりマシですね。
パドックでは2歳新馬らしく落ち着きなくソワソワとしている感じでしたが、太目感はなくボチボチ走りそうという雰囲気でした。
グルーヴィタイムはキャロの募集カタログでは”小柄ながらも頑丈につくられた馬体はダッシュ力に長けており、トップスピードに達するまでが抜群に速く”でしたが、そんなの微塵も感じさせない痛恨の出遅れ(>_<)。昨日走った2歳愛馬のレンベルガー同様出遅れ癖があるようです。
結局10番手を追走。ハービンジャー産駒らしく頭の高い走りですが、その中ではまだマシな方と思いました。折り合い等は問題なかったですね。
レースはかなりのスローペースで流れ、道中で8番のウォーターミリオンがグルーヴィタイムよりも後ろからマクッて上がっていきます。この馬レースを教えようと気合いをつけたら先頭まで行ってしまったとのことですが、それが功を奏して最後まで押し切ってしまいます。
グルーヴィタイムは4コーナーでは一時13番手になりますが、直線に向くと最速の上がりで馬群の間から8頭をごぼう抜き。5着と注文通りの掲示板を確保してくれます。
今回のグルーヴィタイムの走破時計は1分25秒3良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分23秒1勝ち馬の時計が1分24秒9でした。
超スローペースで流れました。外から掛かり気味にマクッていった10番人気のウォーターミリオンが勝つわけですが、あれくらいでいかないととても後ろからは届きません。
しかし、グルーヴィタイムはその超スローで後方13番手から直線だけで8頭交わしたわけですから、その末脚は大変評価できると思います。次走はもう少し人気になるでしょうね。
グルーヴィタイム(5着)
「ペースが遅かったけど、馬込みで我慢できていました。広いスペースがありませんでしたが、捌きながら最後まで脚を使えています。収穫のあるレースでしたね。」(柴山雄一騎手・競馬ブック)
「もう少し前に行きたかったけど、道中は程よくハミをかんで走っていた。ペースが遅かったけど、馬込みの中で我慢していたし、最後はスペースがない中、さばきながらよく伸びていた。このペースであれだけの脚を使えたのは収穫でしょう」(柴山雄一騎手・デイリー馬三郎)
「ちょっとハミに敏感なところがあるようで、返し馬ではコーナーを曲がるのに苦労するほどでした。レースでは最初はなかなか行き脚がつかなかったのですが、しばらくしてからはうまく流れに乗ることができましたし、ペースが遅い中であの位置からよく追い込んできてくれましたね。最後までいい脚を長く使うことができました。まだまだ気性的に幼いところはありますが、それも成長するにつれて解消してくるでしょう。一度競馬を経験したことは大きいはずですし、これからどんどん良くなってくると思いますよ」(柴山雄一騎手・キャロットクラブ公式HP)
「1週前あたりから筋肉量が増えてきて、馬体も思ったよりしっかりした状態でレースを迎えることができました。ただ、まだ気性の方は子供っぽく、ジョッキーによるとレース中手前をコロコロ替えたり、追い出したら怒っていたりと幼さを見せていたそうです。それでもこの内容ですから、能力は高いですね。この後は短期でひと息入れて、次走に備えたいと考えています」(西村真幸調教師・キャロットクラブ公式HP)
グルーヴィタイム(5着)
「出遅れて中団後ろ。内目でタメて4角からスパート。直線では馬場の中ほどに持ち出し、ゴール前でジワジワ脚を使って入着」(競馬ブック)
本賞金は70万円。内国産馬奨励賞が13万円。特別出走手当が39.9万円。合計122.9万円。1口で割りますと2300円程度になると思われます。
出遅れて位置取りが後ろになってしまい、これで今回のスローペースの流れならそのまま後方尽となってしまっても不思議はないのですが、しっかりと最後脚を伸ばし、不利な展開で5着まで浮上してきたことは評価してあげて良いと思います。大物感はありませんが、芝で走れそうですし、未勝利戦を勝ち上がれるくらいの能力はありそうでしたので、まずは一安心です。
第一次募集での満口馬はもうこれ以上売る為のリップサービスを施さなくても良く、往々にして素質があるなどの良いコメントは出ないものですが、グルーヴィタイムに関しては、牧場時代のコメントは全くと言って良いほど大物感はなく正直、その能力は不安でした。
過去、活躍してくれた馬というのは牧場にいたときから、”素質がある”とか”抜群のスピード”、”大物感”など何度か期待させるコメントが出ていたものです。今世代の愛馬でももう1頭のレンベルガーは2014月10月31日
跨ってみると馬体には柔らかさが備わっており素質の一端が垣間見られます。2014月11月28日
馬体の各パーツはバランスよくまとまっていますので、キャンターのフォームには無駄がなくスムーズな加速を見せています。2014月12月26日
と、それなりのコメントが時々出ていました。これでも大物感と言ったことではなく”そこそこやれるかな?”程度のコメントですが、嬉しいものです。ところがグルーヴィタイムに関しては上記に挙げましたように坂路では行きっぷりのいい走りを見せています。
2014月9月30日
ぐらいしか目立ったコメントはありませんでした。逆にマイナス面もなかったのは有り難いことですが。性格はとても大人しく、人にも従順
ならば、入厩しての追い切りはと言うと、同じ2歳新馬相手に大差で先着を許すばかり。相手が外車の大物スペードクイン(父Gio Ponti グルーヴィタイムのデビュー戦の前日10月3日にデビュー。2番人気6着)で仕方がなかった面はありますが、それでも同じ2歳デビュー前の馬に千切られるというのはグルーヴィの能力はどうかな〜と疑問符がついてしまいます。
最近は徐々に時計を詰めていましたが、この感じなら、下手をすればポツン最後方の可能性もゼロではないと思ってしまっていました。
専門誌の印もほとんどなく、15頭立ての13番人気くらいかと思っていましたが、それが予想よりも上位の7番人気。せめてそのまま人気を下回らなければと願っていましたが、5着と掲示板を確保してくれました。
しかも勝ち馬とはそんなに差がありませんし、スローペースを後方から押し上げた末脚は見事なものでした。
まだ仕上げ途上感のあった初戦でこれなら、次走はもっと人気になるでしょうし走れるでしょう。デビュー前は不安の方が大きかっただけにこれだけ走ってくれれば安心ですね。
これで、取りあえず2頭しか出資していない2歳愛馬2頭が共に出走。2歳の10月までにデビュー出来たと言うことは順調で何よりです。
そして共に掲示板確保と出走頭数の真ん中よりも上の着順で満足しています。特にグルーヴィタイムは15頭立ての5着ですから価値は高いですね。もっともすぐ後ろとは僅かにハナ差ですが・・・汗。
あとはできるだけ早い段階で勝ち上がりたいですね。1つ勝てればあとは時間がかかろうが構いません。募集金額的にもオープンや重賞ではまず通用しないでしょうから。
今回は仕事で現地に行くことができませんでしたが、次はできるだけ現地で馬を見てきたいと思っています。今回は不安の方が大きかったですが、今回の走りを見て、次走は期待の方が大きいですね。
頑張れ、グルーヴィタイム!!次は馬券圏内を期待しているぞ!!